これまでの実績

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インターンOBの声

営業で学んだ、自分は誰に何が出来るのか

熊本県立大学総合管理学部4年 橋本彩優香

 

『営業』というと、学生の皆さんはどんなことをイメージしますか?「大変そう」「なんかキツそう」そう思っていたのは、インターンで営業を経験した橋本さんも同じでした。では、橋本さんはそんな始まりからどうやって営業の面白さに目覚めていったのか……、率直に語っていただきました!

 

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●いつどのような内容のインターンを経験しましたか?

 

大学2年の夏休みに、求人情報誌を発行している株式会社雇用促進事業会で2か月間インターンシップをしました。

ミッションは、学生への認知度向上と「あつまるナビ」という求人サイトの登録者数を増やすこと、そして新規顧客獲得の3つがありました。学生への認知度向上のため、アンケートを実施しながら情報誌を知ってもらったり、その際にあつまるナビの情報を伝えて一人一人に登録してもらえるよう促すということをしていました。学生へのアンケートは300人から取ることを目標にして345人から取り、企業へのアンケートも100枚を目標にして133枚を取りました。また、新規顧客の獲得については、3人で15件という目標で17件を取ることができました。

 

●インターンの中で特に頑張ったことは何でしたか?

 

営業を頑張りました。ですが、営業がやりたいと思ってインターンをはじめたわけではなかったんです。

はじめはずっと見込みの件数も取れなくて悩んでいたのですが、そんな時に会社の古池さんが「会社としては達成してもらいたいものもあるけれど、そうじゃなくて本当に自分の成長のためだと考えていいよ」と言ってくださって。優しい言葉を頂いて、逆に「会社に貢献したい!頑張らなくちゃ!」と思えました。訪問先のお店の前では何度も足がすくむことがありましたが、とりあえずドアを開けて、元気よく挨拶をするところからやろうと決めたら、足がだんだん慣れてきて大丈夫になりました。

 

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●インターンの中で、これが成功したからがんばれた!ということは何でしたか?

 

コンビニでアンケート協力のお願いをしていた時のことです。この情報誌に掲載しませんか?という話をしていたら、たまたまそばにいた近くの会社の方が、私に気付いたそうなんです。そこで呼び止められて、よかったら会社に来て詳しく話を聞かせてくれないかと言われました。

 

私はその時まで、営業先の方とは「載せませんか?」「高いから無理です」と、そういうやり取りくらいしか出来ていなかったんです。それまでもお客様の声は聞いていたつもりでした。でもその時に、お客様の「こんなことで悩んでいる」という部分の声を本当に聞けたんですね。そして「載せたいです」と言って頂いて、こういう人たちのために自分の今の仕事ってあるんだという風に意識が変わっていきました。そこから数字が伸びていったのかなと思っています。

 

●インターンをしてみて、「すごい!」「かっこいい!」「憧れる!」など、とにかく心を動かされた経験はありますか?

 

古池さんの存在です。インターン中、「もし自分たちが営業で回って取ってきた情報を見て働きだした子が、もしそこで出会った人と結婚して幸せになっている……そういう風に考えたら、自分たちの仕事ってすごく誰かの人生のターニングポイントになってるよね」と話してくださったことがありました。そう考えて仕事をやっている、と熱く語って頂いた時に「かっこいい!」と思いました。社会人ってかっこいい、働く人ってかっこいいなと。

 

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●インターンを経験したことで、熊本の企業を見る視点は変わりましたか?

 

はい。会社の名前だけではなく、その会社は誰に対してどういう価値を提供しているのかという点を見るようになりました。きっとインターンをしていなければ名前だけの就活をしていたので、そこはすごく見方が変わったのかなと思います。

 

また、就活では営業職の仕事を主に探していきました。以前の営業のイメージというのは、仕事の中で一番きついとか、ドラマの中でもすごく怒鳴られて土下座したりとか、そういうイメージしかなくて。でも実際にインターンで営業をしてみた時に、別にペコペコしてることがカッコ悪いとも思わなくて、むしろ直接お客様と会って悩みを聞いて、自分はそれに対して何が出来るのかという部分で提案していくというのを魅力的に感じました。目の前の人に対して自分は何ができるのか、寄り添って仕事ができるのは営業なのではないかと思い、就活では営業を中心に考えて動きました。

 

●もし、インターンする前の自分に将来のアドバイスをするとしたら、なんと言いますか?

 

私はどちらかと言うと小中高と上手くやって来たところがあって、自分の中で「私なら大丈夫」という思いがありました。だから言いたいのは「お前なんてぜんぜん社会に通用しねーぞ」というところ(笑)。ガツンと言ってやりたいです。

それまで生徒会や部長をやってきて、部活も個人競技だったので、一人で頑張ろうとなんでも一人でやっちゃうところがあって。それでやってこれちゃったところがありました。インターンでも私がやればいいというのがすごくあったので、「実際、一人じゃなんもできないよ」というのもガツンと教えてやりたいです(笑)。