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大学での講演とインターンシップの可能性(2)

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こんにちは。広報担当の小松です。

前回の記事では、最近大学での講演の機会をたくさん頂くという話、そして地方創生の流れの中で「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」という取り組みがはじまっていることを書きました。

 

今回は、COC+の枠組みで行うインターンシップの可能性について書いていきたいと思います。

 

大学が地域(行政、企業など)と協働して、学生に魅力ある仕事づくりと学生たちの人材育成を行う……こう書くと、とても良いことのようです。地域にとっては新たな仕事の創出というのはありがたいことですし、企業にとっても大学が人材育成を行うというのはありがたいことです。でも、大学の現場では戸惑いもあるのではないかと思っています。

 

「大学で学ぶべきは実学か、教養か」といった議論は、みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ここで言う実学とは、職業に直結するような専門教育という意味です。COC+でも、「仕事で役に立つ人材の育成」だけに視点を置いてしまえば、それは大学の本来の役割なのだろうか?という批判が出たとしても無理はないと思っています。

 

ですが、この事業のポイントは、実は「学生に魅力ある仕事づくり」にこそあるのではないかと思うのです。

 

フミダスでは、多くの学生が企業や地域の現場に飛びこんでいます。そこにあるのは用意された仕事ではなく、自分で作り上げていかなければならない状況です。インターン生たちの様子を見ていると、試行錯誤し、頼り頼られ、なんとか自分の仕事を生み出していった時に、そこに安心と確信を得ているような気がするのです。安心というのは、自分にもできるんだという安心と、職場も自分の居る場所になるんだという安心。確信というのは、安心から一歩進んで、それを作り出せるのもまた自分だという確信、誰かに頼った分は頼られるようになればいいんだという確信、誰かの安心と確信は仕事を通じて自分が創っていくんだという確信。これが可能なのは、学生たちが自ら仕事づくりに取り組む実践型インターンシップだからこそだと感じています。

 

またまた長くなってしまいました!ということで、まとめは次回の記事に書きたいと思います。